キャリア教育について

諸外国と比較して日本はキャリア教育が足りていないと思う。
自己理解、仕事理解、プランニングの仕方などを、義務教育のうちから積極的に取り入れていくべきだと心底思う。今すぐに公的機関が整備するというのは現実的ではない為、個々が家庭において取り入れていく事を強く推奨する。

現代は習い事や塾も充実していて、子供一人ひとりの教育にかけるお金は昔よりも高くなっている。けれど、親は塾にまかせておけば安心と思っていないだろうか。どんなにお金をかけて塾に行かせても、最後は本人次第。
なぜ勉強をがんばらなければいけないか、勉強をするとどんないいことがあるか、そもそも何のために勉強するのか、それを理解せず取り組んでいる場合、非常にコスパの悪い投資になる恐れがある。

子供のうちから明確な将来像を持ち、その目標に向かって邁進するなんて、確かに難しい。けれど、大まかにでも学びたい分野や、逆に進みたくない進路くらいの見通しは検討しておいて損はない。
選択しなければならない時から考えるのではなく、前もって準備をしておくことで選択の幅も広がる。

将来の夢や目標があれば、そこから逆算する進路決定は容易となり、取り組む目的が明確であれば漠然と「勉強を頑張りなさい」というより断然効果的なので、ぜひキャリア教育の重要性を理解してほしい。