資格って必要?

今日は資格についてのお話。
社会人のみなさんなら、「資格」と聞くと、大抵の人が10個くらいは軽く資格の名前が浮かんでくるのではないでしょうか?

求人票でも「必須資格」が記載されている事があります。
そもそも、その資格をもっていないとやってはいけない業務も存在します。
有名どころだと医師や弁護士など。
でも、資格がなくても出来る業務も沢山ありますね。
例えば、簿記はメジャーな人気資格ですが、簿記をもってなければ経理業務をしてはいけない訳ではありません。それでも経理事務や会計事務所の求人で必須資格欄に「日商簿記2級」などと記載されているのは珍しくありません。
企業としては、面接の数十分で、その人がどの程度の知識があるか、入社後どのレベルまでできるのかまでは判断しきれません。そこで企業が目安としているのが資格。実務は入社してみてからでないと判断できないが、最低限そのレベルの知識を持っている人に来てほしいというボーダーライン。
資格の有無にこだわらず、実務経験者が欲しい!という場合も多々ありますが、入社したい企業の応募条件に「必須資格」がある場合、それを取得していなければ、土俵にすら上がれないのです。そんな意味では必要なものと言えるでしょう。

ただ、やみくもにいろいろな資格を取る必要はありません。
一番大事なのは、『何のために資格取得するのか』です。
転職の為、独立の為、自己研鑽の為、知識を深める為…それを明確にする事が大切です。
また、「稼げる資格」とか「役に立たない資格」なんて言い方もネット上で見かけたりしますが、忘れないで欲しいのは、「資格」を稼げるものにするか、意味のないものにするかかどうかは、全てその人自身がそれをどう活かすかです。
決して取得がゴールになってはいけません。
目的を見失ってしまいそうになった時は、なぜ取得しようと思ったのか、立ち返ってみて下さい。