姉の存在
私には6歳年上の姉がおります。
私の人生において、少なからず、姉の存在というのは影響があるように思います。
私が中学校に上がった年に、姉は大学進学で実家を出て東京に行きました。
子供の頃の6歳差というのは大きく、一緒に暮らしていても凄く仲が良いという印象はなかったのですが、私が中高生の頃、姉が大学の休み中に実家に帰省してくるのが楽しみでたまらなくなったのです。
のどかな田舎で暮らしていた為、東京で流行しているものを見せてもらったり、東京での暮らしの楽しさや便利さを聞いたり、とにかく強い憧れをもちました。
私もそれが欲しい、そこに行きたい、あれもやりたい、今の暮らしとは全然違うことが、世の中まだまだ沢山あると言う事に気が付いたのは、姉の影響だと思います。
テレビでの情報は、どこか他人事というか、リアルさに欠けるというか、別世界の話であって、自分にそれができるという感覚にはならないのに、情報源や体験談が自分の身近な家族だと、受ける印象も溢れる欲求も全然違うのです。
本で読んだこと、インターネットの情報、現代は情報が溢れにあふれていますが、その情報源が、身近であればあるほど、与える影響が大きいというのは、こうした体験から実感しています。
今現在、また姉とは一つ屋根の下で暮らしています。
姉の頑張る姿に刺激されたり、頑張れない姿に人間味を感じてどこかほっとしたり…ホント人生って自分一人で形成されていくものではないなぁと、今、姉のうたた寝姿を見ながらブログを書きました。