仕事の合間の趣味の話

人生において、仕事に費やす時間は相当なものですが、24時間のうち、仕事、睡眠、食事だけで終わるという人はなかなかいません。
その他の時間、何をしているかは人によって様々ですね。家事や家のこと、人とのお付き合い、レジャーなど、大抵の場合、仕事とは別のことをする時間がありますよね。ゆっくり身体を休めることも重要です。
私のお仕事以外の時間はというと、仕事に関連したセミナーや勉強会にも行きますが、全く仕事とは関係のないサッカー観戦に行ったり、書道をしたりと意外と自由にしています。最近気が付いたのは、ストレスが溜まると本をまとめ買いする癖があるということです。ですので、休日にどっさり本を買って、家から一歩も出ずに本を読みあさっている日もあるくらいです。
時には息抜きも必要です。そして、その息抜きから意外にも、悩みの種となっていたものの答えが出たり、煮詰まっていたことへのヒントとなるものに出会えたり、良いアイデアが浮かんだりもします。
私がスポーツ観戦が好きな事のひとつとしては、学生でもプロでも、この試合の前には日々のたゆまぬ努力があったんだろう、どんなに訓練を重ねたのだろう、肉体的な鍛錬だけでなく、精神的にもどんなに鍛えてきたのだろうと、その場だけの楽しみではなく、その選手たちの生きざまが想像でき、とても心に響くからです。分野は違えど、選手たちの雄姿を見ることで、「よし、自分も頑張らないと!」と思えます。
書道は子供の頃習っていたのですが、大人になってからまた学びなおしたいなと思い再開しました。子供の頃はきれいな字を書くことを目的にしていましたので、その書にこめられたものや、書道家がどんな人か、いつ頃、どんな背景でに書かれたものか、そういったことは考えてもいませんでしたし、本当の意味での面白さなど感じていませんでした。昔と同じように筆に墨をつけ紙に文字を書く、その行為は同じなのですが、奥深さに気がついてからは観察力や集中力が増したように思います。
読書に関しては選ぶものでその時の自分の精神状態がわかります。エッセイ、小説、自己啓発、ビジネス書など多種ある中から手に取るにはそれなりの理由があります。癒されたいとき、行動的な時、迷いがあるとき等、自己理解のひとつとなります。
プライベートに時間を割かず仕事に集中したいという人もいるかもしれませんが、大きな枠でとらえると仕事以外の経験も全てがその人を作り上げる材料となっているのです。
仕事と関係ない趣味を持つことを推奨するわけではありませんが、好きなことをしている時間もあなたの財産になるのですから、どんなに忙しいビジネスパーソンでもその時間は心置きなく楽しんでほしいと思います。