違う年代の人と働くことのメリット

組織の中では実に様々な年齢の方が働いています。アルバイトの高校生から定年退職後に再就職した方など、その年齢差は祖父母と孫ほど歳が離れている場合も珍しくありません。
「最近の若者の考えはわからない」「年配の人の考え方は古い」「若い子はすぐ弱音を吐く」「年齢が高いと新しいシステムの覚えが悪い」
この様な、年齢や世代間の壁や悩みを耳にすることがしばしばあります。
確かに、世代間ギャップは実際にあるとは思います。しかし、20代には20代の良いところ、40代には40代の良いところ、60代には60代の良いところがあるのです。若い人は、体力がありますし、記憶力、柔軟性に優れている…といったイメージでしょうか。年配の方は、人間関係においても多くのつながりを持っていますし、これまでの経験から物事の判断を下す材料を沢山得てきています。
同じ組織の中で、お互いがそれぞれの優れている部分を尊重し、認め合えたら世界観は同世代だけの場合より格段に広がります。
昨今、核家族化や近所づきあいが希薄になってきている日本で、年代の違う方と交流をもつことは少なくなってきていますが、職場はその環境に出会えるチャンスが沢山あります。もしあなたがその様な環境にあるのならば、是非その環境に感謝の念を持って過ごしてみて下さい。
自分では気が付けない事、考えもしなかったものの見方、新しい価値観などに出会うことができます。
それらを全て受け入れなさいと言う事ではなく、自分の引き出しを増やしていく事で、仕事においても人生においてもその先の選択肢が多くなるのです。
私も、積極的に違う年代の人と関りを持ち、どんどん引き出しを増やしていきたいと思います!